2013年6月20日木曜日

74都市の5月の大気の質発表、北京や天津は汚染が深刻:再び深刻な汚染へ



●20日、中国環境保護部の関連責任者はこのほど、5月の74都市の大気の質を発表した。写真は浙江省紹興市。


レコードチャイナ 配信日時:2013年6月20日 19時10分
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74都市の5月の大気の質発表、北京や天津は汚染が深刻―中国

 2013年6月20日、中国環境保護部の関連責任者はこのほど、5月の北京市、上海市、天津市、重慶市の直轄市や河北省、長江デルタ地域、珠江デルタ地域、各省の省府、遼寧省大連市、山東省青島市、浙江省寧波市、福建省アモイ市、広東省深セン市など、74都市の大気の質を発表した。
 人民日報が伝えた。

 同月、74都市の大気が基準に達した日数の割合は「60.1%」、
 基準以下だった日数の割合は「39.9%」だった。
 うち、
 軽度の汚染が29.4%、
 中度の汚染が8.3%、
 重度の汚染が2.1%、
 深刻な汚染が0.1%だった。

 海南省海口市や広東省珠海市、深セン市、福建省福州市では、基準に達した日数の割合が100%だった。
 また、14都市では同割合が80-100%、34都市では50-80%、22都市では50%以下だった。
 大気汚染の主な原因はオゾンやぜんそくや気管支炎を引き起こす微小粒子状物質「PM2.5」だ。

 中国政府が昨年改正し発表した「環境大気質量基準」に基づいて評価すると、前月と比べて、74都市の5月のPM2.5、粒子状物質PM10、二酸化炭素、窒素酸化物の平均値は一律減少し、一酸化炭素の基準超えは横ばいだった。
 一方、太陽光線が強くなり、気温が上昇するにつれ、オゾンが平均基準を上回る率が明らかに上昇している。

 大気の質の総合評価では、河北省石家荘市、唐山市、●(刑の左におおざと)台市、邯鄲市、保定市、衡水市、済南市、河南省鄭州市、北京市、天津市の大気の質が悪かったのに対し、海口市、広東省恵州市、珠海市、中山市、江門市、東莞市、福建省福州市、浙江省舟山市、深セン市、アモイ市は大気の質が良好だった。

 北京市・天津市・河北省だけをみると、大気の質が基準に達した日の割合が27.4%と、中国全土の平均を32.7ポイント下回った。
 また、重度の汚染以上の日の割合が8.7%と、中国全土の平均を6.5ポイント上回った。

 河北省張家口市や秦皇島など13都市では大気の質が基準に達した日の割合が50-80%だったが、そのほかの都市は50%以下だった。

 また、長江デルタ地域を見ると、大気の質が基準に達した日の割合は60.7%で、中国全土の平均を0.6ポイント上回った。
 中でも、舟山市や浙江省温州市の大気の質が良好で、同割合が80%以上だった。
 一方、江蘇省の南京市や徐州市、杭州市、楊州市は50%以下で、汚染が深刻だった。

 珠江デルタは、同割合が89.5%で、中国全土の平均を29.4ポイント上回った。
 珠海市、中山市、恵州市、深セン市、肇寧市、東莞市、仏山市、江門市では大気の質が良好で、同割合が80%以上だった。

(提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/TF)



レコードチャイナ 配信日時:2013年6月27日 22時20分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=73682&type=0

<中華ボイス>
耳を疑う中国の現状=都市はゴミに埋もれ、空気も水も汚染される―中国ネットユーザー

 2013年6月25日、先般のPM2.5が中国のみならず海外メディアに取り上げられ、中国の環境悪化がより一層浮き彫りとなった。
 このほかにも、国の発展と引き換えに失った多くのものがある。
 中国のネットユーザーは中国の現状についてネットに意見を掲載した。

 ネットユーザーは、
 「悠久の歴史を持つ中国は8割の川が枯渇している。
 3分の2の草原が砂漠化し、
 668都市がゴミに埋もれている。
 1年に200万本の木が伐採され、
 3億の農民が安全な水を口にすることができない。
 さらに4億の都市住民は汚染された空気を吸い、
 刑事事件は年に400万件発生し、
 耕地面積は毎年66万アール減少
している。
 この国には信じ難いことが多過ぎる」
と発言した。



レコードチャイナ 配信日時:2013年6月29日 13時30分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=73814&type=0

深刻な大気汚染が再び発生!
市民に外出を控えるよう呼び掛け―北京市

 2013年6月28日、北京市で再び深刻な大気汚染が発生した。
 大気の状況は北京市が定めた基準のうちの最悪レベル「6級(極めて深刻な汚染)」を記録し、医師や専門家は市民に外出を控えるよう呼び掛けている。
 29日付で北京晨報が伝えた。

 28日早朝から発生した大気汚染の影響で、北京市内ではフォグランプを点灯しながら走行する車両が目立った。

 北京市環境保護監測センターのデータによると、28日午前9時から市内の大部分で最も深刻な大気汚染レベル「6級」を記録。
 大気中のPM2.5(微小粒子状物質)の濃度も高止まりしたままだった。

 大気の状況は、夕方になってから降った雨の影響で多少改善されてきており、29日は中度から軽度の大気汚染になりそうだとの予想が出されている。

 大気汚染の深刻化に伴い、北京市内各病院の呼吸器科を訪れた患者は20~30%増加。
 小児病院で内科を受診した患者の50~60%が呼吸器系の疾患によるものだった。

 医師は
 「市民、特に慢性疾患を抱える患者はできる限り外出を控えるように
と注意を促している。



レコードチャイナ 配信日時:2013年7月3日 21時36分
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北京市6月の有害物質を含んだ霧は18日間に、前年同月を大きく上回る―中国メディア

 2013年7月2日、中国新聞網は記事
 「北京市、6月の霧は18日間に=前年同月を大きく上回る」
を掲載した。

 2日、中国気象局は記者会見を開催、雨期に入ってからの北京市の気象情報について報告した。
 有害物質PM2.5で注目を集める北京市の霧だが、6月は18日間を数えた。
 過去10年間の平均6.4日間、昨年の12日間を大きく上回った。

  霧以外では降雨日数が12日と過去10年の平均9.6日を上回り、降水量も114.9ミリと過去10年の平均86.4ミリを上回ったことが報告された。
 気温は平均22.6度。過去10年の平均23.9度を下回った。





【自然生態系破壊:中国】


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