2013年6月27日木曜日

CO2の1万5000倍もの温室効果を持つ物質:フルオロホルムの大気放出

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●25日、参考消息網は記事「中国の冷却剤製造が“気候爆弾”を爆発させる可能性も」を掲載した。CO2の1万5000倍もの温室効果を持つ物質が処理されることなく大気中に大量排出される可能性が高まっている。資料写真。


レコードチャイナ 配信日時:2013年6月27日 7時40分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=73690&type=0

中国の冷却剤製造が“気候爆弾”を爆発させる可能性も―英紙

 2013年6月25日、参考消息網は記事「中国の冷却剤製造が“気候爆弾”を爆発させる可能性も」を掲載した。

 23日、英紙フィナンシャルタイムズ電子版は冷却剤生産の副産物として生じるフルオロホルム、二酸化炭素の1万5000倍もの温室効果を持つこの物質が大量に大気中に放出される可能性があると報じた。

 フルオロホルムは冷却剤クロロジフルオロメタンの製造過程において副産物として生じている。
 メーカーはこのフルオロホルムを焼却して排出しないよう処理することで、CO2排出量取引市場の削減枠を獲得し、その枠を他社に売却することで利益を挙げてきた。

 しかし5月、欧州CO2排出量取引市場がフルオロホルム焼却に伴う削減枠を認定しないことを決めた。
 削減枠を与えることで逆にメーカーがより多くのフルオロホルムを作るインセンティブを与えてしまったというのが要因だ。

 米当局は、メーカーがコストがかかる焼却処分をやめ、そのまま大気中に放出する動きが広がりかねないと警告する。
 実際、CO2排出量取引に加わっていない中国企業はこれまでもフルオロホルムを排出していたという。
 もし中国に11社存在するクロロジフルオロメタン製造メーカーが処理をやめれば、2020年までに20億トンものCO2に相当するフルオロホルムが排出されることになる。

 中国の業界関係者も政府の資金援助がなければフルオロホルムの排出は始まるとの見方を示した。
 フィナンシャルタイムズの報道によると、
 6月の米中首脳会談でもこの問題は取り上げられ、習近平(シー・ジンピン)国家主席は取り組みに前向きな姿勢を示したという。
 米環境当局関係者は
 「中国の態度が変わったのか。今、すべての人が注目している
とコメントした。



【自然生態系破壊:中国】

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2013年6月25日火曜日

ブラック・アップル:中国で「黒いリンゴ」が成長

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●24日、河北省張家口市懐来県土木村では付近にある石炭市場の汚染の影響で洗っても色が落ちない「黒いリンゴ」が実をつけている。資料写真。


レコードチャイナ 配信日時:2013年6月25日 11時10分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=73663&type=0

長期の石炭汚染の影響か、洗っても色が落ちない「黒いリンゴ」が成長―河北省張家口市

2013年6月24日、新京報によると、河北省張家口市懐来県土木村では付近にある石炭市場の汚染の影響で洗っても色が落ちない「黒いリンゴ」が実をつけている。

 土木村から約2.5km離れた場所にある土木石炭市場では、大量の石炭がむき出しのまま放置され、風が吹くたびに真っ黒な石炭の粉や塵が空中に舞い上がる。

 村民は
 「石炭取引のピーク時には各社の石炭が集められ、選別やトラックに積み込む際の粉や塵が村の上空を覆い、避ける場所さえない」
と訴え、
 「その影響でリンゴの中に石炭の成分が入り込み、実をつけるのは全部黒いリンゴで、洗っても色が落ちない」
と話した。
 村民は政府に苦情を申し出て対策を求めているものの、深刻な汚染は14年間続いている。

 同石炭市場の11年末までの取引高は172億7500万元(約2764億円)で、その納税額は約3億2017万元(約51億2200万円)に達する。
 さらに、2007年から09年まで3年連続で「全国10大石炭市場」に選出され、12年には張家口市トップ100企業の第5位にもランクインするなど、村民の意見が反映されない原因は石炭市場の政府に対する巨大な貢献度にあるとみられている。

 また、村民たちは汚染に対する石炭市場からの補償の噂を聞いたことがあるが、実際に実行されたことはこれまで一度もないと話している。



レコードチャイナ 配信日時:2013年6月27日 9時53分 
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=73694&type=0

珠江デルタに新たな不安、野菜から高濃度の重金属を検出―広東省

24日、香港紙は「珠江デルタで栽培された野菜が重金属で汚染されている」との記事を掲載した。およそ2割が汚染されているとされ、現地住民の間に不安が広がっている。資料写真。

 2013年6月24日、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは
 「珠江デルタで栽培された野菜が重金属で汚染されている」
との記事を掲載した。
 中国・広東省ではつい先月、カドミウム汚染米が市場に流入していたことが報じられたばかりだが、このほど珠江デルタで栽培された野菜のおよそ2割が重金属によって汚染されていることが明らかになり、現地住民の間に不安が広がっている。
 中国紙・環球時報も25日付でこれを報じた。

 省農業庁によれば、この地域はこの数十年で工業化が急速に進み、製造業ではカドミウムや水銀、ヒ素、銅などの重金属が多く使われていることを背景に、汚染は極めて広範囲に及んでいる。
 台山市や恵陽市、従化市、東莞市などの田畑で収穫された野菜を対象に調査したところ、含有する重金属が基準値を超えるものが10~20%に達し、一部からは鉛やクロム、亜鉛、ニッケルなどの残留も確認されたという。

 珠江デルタ地一帯には電子部品メーカーやメッキ工場、皮革製品や衣料品の工場が集中しており、中国で最も汚染が深刻な地域とされている。
 中山大学の研究では汚染水が農業用水に使われていることと、自動車や工場からの排気に起因する酸性雨が問題の主因だと指摘している。
 中国国家海洋局が公表した報告書は、2012年に珠江から南シナ海に流出した重金属は3700トンに上るとしている。

 珠江デルタの野菜が重金属汚染にさらされていることは2006年頃からすでに報道されている。
 政府は汚染に関する全国規模の調査を行ったが、その結果は未だ明らかにされていない。
 専門家らは、被害を拡大させないためにも調査結果などの情報を早急に公表する必要があるとし、さもなければ重大な社会的反発を招くことにもなりかねないと指摘している。



レコードチャイナ 配信日時:2013年6月27日 0時25分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=73725&type=0

<中華ボイス>
「外国の汚染食品は食べても中国食品は食べない」、これが世論だ!
―中国食品会社理事長


●26日、中国の食品会社・中糧集団理事長である寧高寧氏は、「ネットユーザーは、“外国の食品は汚染されていても口にするが、中国の食品は食べない”と発言した。これが中国の食品安全に対する世論だ!」と発言した。写真は先月北京市で開かれた食品関連の博覧会。

 2013年6月26日、カドミウムに汚染された米やメラミン入り粉ミルクなど、中国の食品安全問題は深刻な状態である。
 同問題について中国の食品会社最大手の中糧集団理事長である、寧高寧(ニィン・ガオニィン)氏は、先般北京市で開かれた食品安全に関するフォーラムで発言した。

 寧氏は、
 「私はネットで、ユーザーが書き込んだ一言に衝撃を受けた。
 外国の食品にも問題があると発言する人はいるが、ネットユーザーは、“外国の食品は汚染されていても口にするが、中国の食品は食べない”と発言した。
 これが中国の食品安全に対する世論だ!」
と苦言を呈した。




【自然生態系破壊:中国】

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2013年6月20日木曜日

74都市の5月の大気の質発表、北京や天津は汚染が深刻:再び深刻な汚染へ



●20日、中国環境保護部の関連責任者はこのほど、5月の74都市の大気の質を発表した。写真は浙江省紹興市。


レコードチャイナ 配信日時:2013年6月20日 19時10分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=73520&type=0

74都市の5月の大気の質発表、北京や天津は汚染が深刻―中国

 2013年6月20日、中国環境保護部の関連責任者はこのほど、5月の北京市、上海市、天津市、重慶市の直轄市や河北省、長江デルタ地域、珠江デルタ地域、各省の省府、遼寧省大連市、山東省青島市、浙江省寧波市、福建省アモイ市、広東省深セン市など、74都市の大気の質を発表した。
 人民日報が伝えた。

 同月、74都市の大気が基準に達した日数の割合は「60.1%」、
 基準以下だった日数の割合は「39.9%」だった。
 うち、
 軽度の汚染が29.4%、
 中度の汚染が8.3%、
 重度の汚染が2.1%、
 深刻な汚染が0.1%だった。

 海南省海口市や広東省珠海市、深セン市、福建省福州市では、基準に達した日数の割合が100%だった。
 また、14都市では同割合が80-100%、34都市では50-80%、22都市では50%以下だった。
 大気汚染の主な原因はオゾンやぜんそくや気管支炎を引き起こす微小粒子状物質「PM2.5」だ。

 中国政府が昨年改正し発表した「環境大気質量基準」に基づいて評価すると、前月と比べて、74都市の5月のPM2.5、粒子状物質PM10、二酸化炭素、窒素酸化物の平均値は一律減少し、一酸化炭素の基準超えは横ばいだった。
 一方、太陽光線が強くなり、気温が上昇するにつれ、オゾンが平均基準を上回る率が明らかに上昇している。

 大気の質の総合評価では、河北省石家荘市、唐山市、●(刑の左におおざと)台市、邯鄲市、保定市、衡水市、済南市、河南省鄭州市、北京市、天津市の大気の質が悪かったのに対し、海口市、広東省恵州市、珠海市、中山市、江門市、東莞市、福建省福州市、浙江省舟山市、深セン市、アモイ市は大気の質が良好だった。

 北京市・天津市・河北省だけをみると、大気の質が基準に達した日の割合が27.4%と、中国全土の平均を32.7ポイント下回った。
 また、重度の汚染以上の日の割合が8.7%と、中国全土の平均を6.5ポイント上回った。

 河北省張家口市や秦皇島など13都市では大気の質が基準に達した日の割合が50-80%だったが、そのほかの都市は50%以下だった。

 また、長江デルタ地域を見ると、大気の質が基準に達した日の割合は60.7%で、中国全土の平均を0.6ポイント上回った。
 中でも、舟山市や浙江省温州市の大気の質が良好で、同割合が80%以上だった。
 一方、江蘇省の南京市や徐州市、杭州市、楊州市は50%以下で、汚染が深刻だった。

 珠江デルタは、同割合が89.5%で、中国全土の平均を29.4ポイント上回った。
 珠海市、中山市、恵州市、深セン市、肇寧市、東莞市、仏山市、江門市では大気の質が良好で、同割合が80%以上だった。

(提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/TF)



レコードチャイナ 配信日時:2013年6月27日 22時20分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=73682&type=0

<中華ボイス>
耳を疑う中国の現状=都市はゴミに埋もれ、空気も水も汚染される―中国ネットユーザー

 2013年6月25日、先般のPM2.5が中国のみならず海外メディアに取り上げられ、中国の環境悪化がより一層浮き彫りとなった。
 このほかにも、国の発展と引き換えに失った多くのものがある。
 中国のネットユーザーは中国の現状についてネットに意見を掲載した。

 ネットユーザーは、
 「悠久の歴史を持つ中国は8割の川が枯渇している。
 3分の2の草原が砂漠化し、
 668都市がゴミに埋もれている。
 1年に200万本の木が伐採され、
 3億の農民が安全な水を口にすることができない。
 さらに4億の都市住民は汚染された空気を吸い、
 刑事事件は年に400万件発生し、
 耕地面積は毎年66万アール減少
している。
 この国には信じ難いことが多過ぎる」
と発言した。



レコードチャイナ 配信日時:2013年6月29日 13時30分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=73814&type=0

深刻な大気汚染が再び発生!
市民に外出を控えるよう呼び掛け―北京市

 2013年6月28日、北京市で再び深刻な大気汚染が発生した。
 大気の状況は北京市が定めた基準のうちの最悪レベル「6級(極めて深刻な汚染)」を記録し、医師や専門家は市民に外出を控えるよう呼び掛けている。
 29日付で北京晨報が伝えた。

 28日早朝から発生した大気汚染の影響で、北京市内ではフォグランプを点灯しながら走行する車両が目立った。

 北京市環境保護監測センターのデータによると、28日午前9時から市内の大部分で最も深刻な大気汚染レベル「6級」を記録。
 大気中のPM2.5(微小粒子状物質)の濃度も高止まりしたままだった。

 大気の状況は、夕方になってから降った雨の影響で多少改善されてきており、29日は中度から軽度の大気汚染になりそうだとの予想が出されている。

 大気汚染の深刻化に伴い、北京市内各病院の呼吸器科を訪れた患者は20~30%増加。
 小児病院で内科を受診した患者の50~60%が呼吸器系の疾患によるものだった。

 医師は
 「市民、特に慢性疾患を抱える患者はできる限り外出を控えるように
と注意を促している。



レコードチャイナ 配信日時:2013年7月3日 21時36分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=73944&type=0

北京市6月の有害物質を含んだ霧は18日間に、前年同月を大きく上回る―中国メディア

 2013年7月2日、中国新聞網は記事
 「北京市、6月の霧は18日間に=前年同月を大きく上回る」
を掲載した。

 2日、中国気象局は記者会見を開催、雨期に入ってからの北京市の気象情報について報告した。
 有害物質PM2.5で注目を集める北京市の霧だが、6月は18日間を数えた。
 過去10年間の平均6.4日間、昨年の12日間を大きく上回った。

  霧以外では降雨日数が12日と過去10年の平均9.6日を上回り、降水量も114.9ミリと過去10年の平均86.4ミリを上回ったことが報告された。
 気温は平均22.6度。過去10年の平均23.9度を下回った。





【自然生態系破壊:中国】


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2013年6月14日金曜日

中国地質調査局:国内重金属汚染を記録する「人類汚染図」作成へ



●12日、中国国土資源部と中国地質調査局が汚染に関する全国調査を行い、重金属による「人類汚染図」を作成している。写真は北京で行われた重金属調査。


レコードチャイナ 配信日時:2013年6月14日 8時46分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=73280&type=0

重金属による土壌汚染が深刻、政府が「人類汚染図」作成進める―中国

 2013年6月12日、新華網によると、中国で重金属による土壌汚染が深刻となっているが、中国国土資源部(省)と中国地質調査局が汚染に関する全国調査を行い、重金属による「人類汚染図」を作成している。

 中国では現在78種類の元素を含む化学的指標81項目をカバーする地球化学基準網の構築が進められている。
 地図120万枚を基準としてグリッドマップを作成し、各グリッドの都市に設けたサンプル採取地点から深層土壌の人類による汚染を受けていない自然界の化学的背景と、表層土壌の自然の地質背景と人類による汚染が重なり合ったサンプルを採取し、その両者から重金属元素による「人類汚染図」が作成されるという。

 これまで集められたサンプルから一部の都市とその周辺に水銀や鉛による異常が見つかっており、放射線による異常が認められる都市もあった。
 とりわけ湖は有害元素が集まりやすく、土壌の酸化も深刻となっている。
 土壌はいったん汚染されると自浄能力で回復するまでに千年以上かかると地質学者は指摘しており、人類の健康にとっても汚染行為の取り締まりを強化していく必要がある。


 成長が終わったとき、この国の自然生態系は「ボロボロ」になっている可能性がある。
 「自然を人身御供にした経済成長だった」
と後世の人に言われることになるかもしれない。


レコードチャイナ 配信日時:2013年6月17日 8時20分 
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=73368&type=0

中国人の血液中の重金属含有量が高いのはなぜか?―独メディア

` 2013年6月13日、独ドイチェ・ヴェレ中国語サイトは、米ニューヨークで行われた健康調査の結果、中国大陸からの移民は他のアジア諸国からの移民に比べて体内に高い濃度の重金属を含有していると伝えた。

 「ニューヨーク健康と栄養測定調査」によると、中国大陸からの移民の血液中に含まれる鉛、カドミウム、水銀などの重金属の含有量は、他のアジア諸国からの移民よりも高く、なかでも
「鉛の含有量は44%も高い」
ことが明らかになった。

 この結果について、同調査報告は中国人の飲食習慣に原因があると指摘。
 カドミウムや鉛は人体に数十年間も残留するため、これらの重金属は中国大陸で摂取されたと考えられる。
 最近中国メディアが伝えている「カドミウム米」の流通や、早くから報道されていた中国近海の海洋汚染が問題になっていることから、今回の米国の調査報告は国民から多くの関心が寄せられている。

 中国水稲研究所と農業部稲米および品質監督検査測定センターが10年に発表した報告によると、
 中国の耕地の5分の1が重金属に汚染されているという。
 とりわけカドミウム汚染は深刻で11省25地区にも及んでいる。
 さらに長江以南の地区においては、土壌中の重金属含有量がもともと高かったにもかかわらず、長期にわたる工場からの三つの公害源(廃ガス、廃水、廃棄物)排出により、土壌の重金属汚染はますます深刻化している。

 12日付の新華社は、「カドミウム米」の背後には中国の土地汚染があると伝えた。
 中国国土資源部と中国地質調査局はこのほど、国内の重金属汚染を記した「人類汚染図」作成のための調査を実施していることを明らかにした。
 中国環境科学研究院の趙章元(ジャオ・ジャンユエン)氏は
 「中国の急速な発展の陰で、汚染物質の処理が置き去りにされてきた。
 長期にわたる汚染の結果が、ここ数年で現れている」
と指摘。
 汚染に関するデーターを公開し、正確な汚染地図を作成することで有効な措置を取ることができると主張している。



【自然生態系破壊:中国】

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2013年6月13日木曜日

観光名所の湖で魚が大量死、酸欠に魚は水面で必死に呼吸



 

●10日、中国・河南省開封市の湖で、魚の大量死が発生した。中国はこの日、旧暦の端午の連休初日。あいにくの雨で多くの人が外出を控えたが、この雨により同市の有名な観光名所である包公湖では、酸欠になった魚が大量に死んでいた。


レコードチャイナ 配信日時:2013年6月13日 9時42分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=73218&type=0

観光名所の湖で魚が大量死、酸欠に魚は水面で必死に呼吸―河南省開封市

 2013年6月10日、中国・河南省開封市の湖で、魚の大量死が発生した。
 中国はこの日、旧暦の端午の連休初日。
 あいにくの雨で多くの人が外出を控えたが、この雨により同市の有名な観光名所である包公湖では、酸欠になった魚が大量に死んでいた。
 チャイナフォトプレスが伝えた。

 同様の現象は5月末にも発生している。
 専門家によると、5月25、26日に同市で強い雨が降り、それにより水中の酸素濃度が低下。
 同月28日には酸欠が原因で魚の大量死が確認された。
 数年前にも同じような現象が起きたが、原因は同じ。
 これは気候の変化に関係しており、自然現象の1つだと専門家は指摘する。

 10日の大量死も同じ原因と思われ、湖からトラック数台分の魚の死骸が回収された。
 さらに、酸欠状態の湖から酸素を求めに多くの魚が水面に現れていたという。


 どうして酸欠が頻繁に起こるのか?
 ということが原因究明のカギだろうが、そういうことがまるで報道されていないのは。

 同じ日の記事から。

レコードチャイナ 配信日時:2013年6月13日 11時51分 
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=73275&type=0

湖を覆うペンキのようなアオコ、悪条件でも繁殖は止まらず―江蘇省無錫市


 

●12日、中国・江蘇省無錫市にある、国家重点風景名勝区にも指定されている「太湖」は、藍藻(らんそう、アオコ)に覆われ一面がペンキのような緑色に染まっていた。

 2013年6月12日、中国・江蘇省無錫市にある、国家重点風景名勝区にも指定されている「太湖」は、藍藻(らんそう、アオコ)に覆われ一面がペンキのような緑色に染まっていた。
 新華社通信が伝えた。

 現在同地区は梅雨入りしており、本来なら雨量の増加や気温の低下によりアオコの繁殖は抑制されるのだが、湖は依然として大規模なアオコに覆われていた。





【自然生態系破壊:中国】

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